ジャーナル
vol.59

婚約指輪と結婚指輪の違いは?
贈る意味を知っておこう

婚約指輪と結婚指輪の違いは? 贈る意味を知っておこう

プロポーズや結婚式の時は、男性が女性に指輪を渡して愛を誓うのが定番です。結婚にまつわる代表的な指輪には「婚約指輪(エンゲージリング)」と「結婚指輪(マリッジリング)」の2つがありますが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。
これからプロポーズをしたいという方は、2つの指輪の違いを知っておくと役立ちます。
ここでは、婚約指輪と結婚指輪の違いや、それぞれの必要性などをご紹介します。

婚約指輪と結婚指輪の違いは?

婚約指輪と結婚指輪の違いは?

結婚をしたいと考えている方の中には、婚約指輪(エンゲージリング)と結婚指輪(マリッジリング)の違いや、2つの持つ意味などをご存じない方もいらっしゃるかもしれません。
2つの違いを、意味・デザイン・身に着けるタイミング・価格の4つのポイントから見ていきましょう。

意味の違い

婚約指輪と結婚指輪は、贈る意味が大きく異なります。それぞれに込められた意味を知って、パートナーに自分の気持ちを示すための参考にしてみてはいかがでしょうか。

婚約指輪の持つ意味

婚約指輪は「結婚を誓い合った証」として、男性から女性に贈る婚約記念品です。結婚に対する決意やパートナーへの愛情を形にしたもので、結婚をするうえでの「けじめ」としての意味合いを持ちます。身に着けるのは、基本的には女性だけです。

結婚指輪の持つ意味

結婚指輪は「夫婦になった証」として二人で身に着けるリングです。結婚式のセレモニーとして指輪交換を行うことが多く、挙式するカップルは、結婚式当日に間に合うように指輪を購入するケースが多く見られます。

デザインの違い

デザインも、婚約指輪と結婚指輪では大きな違いがあります。

婚約指輪のデザイン

前述のとおり、婚約指輪は男性から女性に向けて、婚約記念品として贈られるものです。そのため、ダイヤモンドをあしらった華やかなイメージのデザインが多く見られます。
ダイヤモンド以外の宝石を留めることもできますが、一粒のダイヤモンドを立て爪で留めた「ソリティア」と呼ばれるデザインが定番です。

結婚指輪のデザイン

一般的に、結婚指輪は二人で普段使いするものなので、ダイヤモンドのないシンプルなデザインが選ばれる傾向にあります。
リングのデザインにはストレートやV字、ウェーブなどの種類があり、好みや指との相性の良さから選ぶことが可能です。

リングの裏側に結婚記念日や二人のイニシャルなどの刻印を入れて、世界に1つしかない特別な指輪にすることもあります。
また、さりげなく小さなダイヤモンド(メレダイヤ)をあしらったり、リングの内側に宝石を留めたりできる場合もあります。留める宝石はダイヤが定番ですが、誕生石も人気です。

身に着けるタイミングの違い

身に着けるタイミングの違いも覚えておきましょう。シチュエーション次第では、マナー違反になることがあるので注意が必要です。

婚約指輪を身に着けるタイミング

婚約指輪は、プロポーズや結納などでもらった時から左手の薬指に着けるのが一般的です。日常使いしても問題ありませんが、華やかなイメージが強いため、お葬式やお通夜で着用するのは避けてください。
職場も、会社の規定や雰囲気などを確認してから、着用を判断すると良いでしょう。

また、婚約指輪は結婚後も身に着けることができます。子どもの入学式や卒業式、知人の結婚式、友人とのパーティーなど、華やかなシーンで結婚指輪と重ね着けするのがおすすめです。

結婚指輪を身に着けるタイミング

結婚指輪は、結婚後は常に左手の薬指に着けておくことが多いです。シンプルなデザインの結婚指輪なら、基本的にはどのようなシーンでも着用できます。

ただし、温泉やプールに入る時、指輪に強い力が加わりやすいスポーツシーンなどは、変色・変形の恐れがあるため外した方が良いでしょう。
婚約指輪と異なり、お葬式やお通夜でも身に着けて良いものですが、大きな宝石が留めてあるなど、華やかなデザインの結婚指輪は外しておくことをおすすめします。

価格の違い

デザインが異なることから、リングの価格相場にも差が見られます。
リクルートの行った調査によると、指輪の購入にかかった平均費用(全国・推計値)は、婚約指輪が38.2万円、結婚指輪は2人分で28.1万円でした。※1

婚約指輪は、ダイヤモンドが施されているデザインが一般的です。そのため、ダイヤモンドの品質や留める数によって、価格が大きく左右されます。
一方で、結婚後の普段使いのことも考えて、結婚指輪は婚約指輪よりもシンプルなデザインが選ばれることが多いため、価格相場が控えめな傾向にあるといえます。

※1出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」調べ
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html

それぞれ用意するタイミングはいつ?

それぞれ用意するタイミングはいつ?

婚約指輪と結婚指輪は、どれくらいのタイミングで購入すれば良いのでしょうか。それぞれ、必要になるタイミングから逆算して用意することが大切です。

婚約指輪を用意するタイミング

婚約指輪を購入するタイミングは、一般的にはパートナーにプロポーズする前です。店舗で購入してから受け取るまでに時間がかかることがあるため、余裕を持って準備しておくことをおすすめします。

ただし、近年はプロポーズ後に二人で婚約指輪を選ぶケースもあります。サイズが違った、デザインが好みではなかったというリスクを下げられるのが、二人で選ぶメリットです。
事前に彼女が婚約指輪に対してどう思っているのかを調べておいて、適切な方法を選びましょう。

結婚指輪を用意するタイミング

結婚指輪は、基本的にはどのようなタイミングで購入しても問題ありません。顔合わせや結納でお披露目したい、前撮りで着けたいなど、身に着けたいタイミングから逆算して用意すると良いでしょう。
結婚式を挙げる際は、指輪交換に備えて挙式までに準備を行う必要があります。

婚約指輪と同じく、結婚指輪も注文から受け取りまでに時間がかかります。余裕を持って用意しておくことが大切です。

婚約指輪と結婚指輪は両方必要?

婚約指輪と結婚指輪は両方必要?

婚約指輪と結婚指輪は、どちらも絶対に買わないといけないものではありません。お互いにしっかりと納得していることが前提ですが、片方だけを購入するという選択をするカップルも見られます。

「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」によると、婚約指輪などの婚約記念品を購入したカップルは72.5%、結婚指輪を購入したカップルは98.4%でした。※2
この調査からは、多くのカップルが結婚指輪を購入していることがわかります。

婚約記念品も半数以上のカップルが購入しているという調査結果になっていますが、中には「婚約指輪の購入費用を新居や新婚旅行の費用に回したい」などと考える方もいます。
二人で話し合って、お互いが納得できる選択をすることが大切です。

婚約指輪と結婚指輪を両方とも購入したい時は、デザインに注意が必要です。2つのデザインがちぐはぐだと、重ね着けを楽しめない可能性があります。
重ね着けをしたい方は、あらかじめ重ね着けを前提にしたデザインになっている、セットリングを用意するのもおすすめです。

※2出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」調べ
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html

二人が納得できる指輪を選ぼう

二人が納得できる指輪を選ぼう

婚約指輪と結婚指輪は、異なる意味や役割を持つものです。カップルによって考え方はさまざまですが、どちらも二人にとっては一生に一度の思い出になるものでもあります。
お互いにしっかりと話し合って、二人が納得できる指輪を用意しましょう。

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