ジャーナル
vol.61

安くても良い婚約指輪を
選びたい!
価格を左右するポイントは?

安くても良い婚約指輪を選びたい! 価格を左右するポイントは?

婚約指輪といえば「給料の3カ月分が相場」と見聞きしたことがある方も多いかと思われます。高価なイメージが強い婚約指輪ですが、実際のところはどれくらいの価格なのでしょうか。
ここでは、婚約指輪の一般的な相場や価格を決める要素、価格にこだわりながら高品質な指輪を選ぶためのコツをご紹介します。
婚約指輪選びで悩んでいる方は、ぜひご一読ください。

婚約指輪の平均相場はどれくらい?

婚約指輪の平均相場はどれくらい?

「給料3カ月分」などといわれることもある婚約指輪ですが、ゼクシィ結婚トレンド調査によると、実際にかかった金額の平均相場は38.2万円(全国・推計値)です。※
年齢や年収、地域差などによって具体的な金額には差があるものの、基本的には平均すると給料3カ月分まではいかないことがわかります。
割合では20~30万円未満が20.6%、30~40万円未満が30.9%、40~50万円未満が13.6%と、半数以上の方は20~40万円台の婚約指輪を選んでいるようです。

婚約指輪は、二人の気持ちを形にした、一生に一度の大切な記念品です。入籍まではもちろん、結婚後も友人の結婚式や子どもの入学式・卒業式、記念日のお出かけなど、さまざまなシーンで身に着けることができます。
値段だけを気にして選ぶのではなく、一生大切にできる品質の指輪を選ぶことが大切です。

※出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」より
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html

婚約指輪の価値を決める要素は?

婚約指輪の価値を決める要素は?

婚約指輪の価格は、主にダイヤモンドの品質やリングの素材、デザイン、ブランドという4つの要素で決まります。
価格にこだわったうえで高品質な婚約指輪を選びたい方は、価格を決める4つの要素に知っておきましょう。

ダイヤモンドの品質

婚約指輪の価格に大きく影響するのが、リングに留めるダイヤモンドの品質です。ダイヤモンドの価値は、カラット(Carat/重さ)、カラー(Color/色)、クラリティ(Clarity/透明度)、カット(Cut/輝き)の「4C」によって評価されます。それぞれの簡単な概要は、以下のとおりです。

カラット(重さ)

宝石の重さを示す単位です。それ以外の品質がおなじ場合は、カラット数が大きいほど価値も高くなります。

カラー(色)

一般的なダイヤモンドの場合は、無色透明なほど評価が上がります。

クラリティ(透明度)

傷や内包物が少なく、透明度が高いほど評価が上がります。

カット(輝き)

ダイヤモンドの形や仕上げを評価する項目です。

基本的には、4つの品質が高いほど、婚約指輪の価格は高くなります。単純に、カラット数が大きくサイズが大きいから高い、サイズが小さいから安いというわけではありません。
言い換えると、カラーやクラリティなどのグレードを下げるほど価格も下がりますが、グレードが低すぎるとダイヤモンドの見え方に影響するため、注意が必要です。

また、ダイヤモンドではなくパールやエメラルドを留めるなど、セットする宝石の種類によっても、婚約指輪の価格は変わります。

リングの素材

リングに使われている素材も、婚約指輪の価格を左右する要素のひとつです。婚約指輪の素材として人気が高いプラチナやゴールド(金)は、どちらも希少性が高く高価な金属です。
流通量などの影響を受けるため、どちらが高いかは状況に左右されるものの、近年はプラチナよりもゴールドの方が高価な傾向にあります。

また、素材の種類そのものではなく、使用している素材の量にも注目しましょう。素材をたくさん使っている婚約指輪ほど、価格は高くなりやすいです。
例えば、プラチナを多く使ったボリュームや厚みのあるリングに比べると、細みのリングは価格が低めです。同様に、プラチナやゴールドの含有量が多いリングよりも、他の金属の使用率が高いリングの方が、安価な傾向にあります。

ただし、素材の使用量が少なく細かったり、薄かったりするリングは、その分強度に劣ります。変形や破損の原因になることもあるため注意が必要です。

婚約指輪のデザイン

婚約指輪のデザインも、価格に影響する要素です。婚約指輪の代表的なデザインとしては、ソリティア、サイドメレ、エタニティが挙げられます。

ソリティア

ソリティア

リングの中央にダイヤモンドを一粒セットしたデザインです。ダイヤモンドの美しさが引き立つとされ、婚約指輪の中でも高い人気を誇ります。

サイドメレ

ソリティア

メインとなる石とは別に、小さなダイヤ(メレダイヤ)を留めています。

エタニティ

ソリティア

同じサイズ・カットのダイヤをアーム上に並べたデザインが特徴です。多くのダイヤモンドを使うため、手元に華やかな印象を与えられます。

品質が同じダイヤモンドを使うのであれば、リングの形状が複雑だったり、ダイヤモンドを多くあしらったりしている婚約指輪の方が、価格は高くなる傾向にあります。
例えば、リングの全周にダイヤモンドをあしらう「フルエタニティ」よりも、リングの半周にダイヤモンドをあしらった「ハーフエタニティ」の方が、費用を抑えられることがほとんどです。

婚約指輪のブランド

婚約指輪は、セレクトショップからハイブランドまで、国内外を問わずさまざまなブランドが取り扱っています。同じ品質のダイヤモンドや素材を使用していたとしても、ハイブランドの婚約指輪の方が高額になることもある点も覚えておきましょう。

特に、同じ品質で比較した場合、海外ブランドは税金や流通コストがかかる関係から、国内ブランドの指輪よりも価格が高くなりやすいです。

婚約指輪を安く購入する方法

婚約指輪を安く購入する方法

同じ品質やデザインの婚約指輪だとしても、購入方法を工夫することで、価格を抑えられる可能性があります。婚約指輪の品質にこだわりながら、少しでも安く購入したいという方は、以下の方法を試してみるのもおすすめです。

婚約指輪と結婚指輪を同じショップで購入する

婚約指輪と結婚指輪と同じショップで購入することで、購入にかかる費用を下げられる可能性があります。
ショップによっては「婚約指輪と結婚指輪を購入で割引」といったサービスを行っていたり、重ね着けしやすいセットリングを取り扱っていたりすることもあるため便利です。

また、2つの指輪を同じ店舗で購入できるので、いろいろなお店を予約したり、何度もさまざまなお店に出向いたりする必要がありません。
指輪を購入するための時間的な労力を削減できる点もメリットです。

オンラインショップで購入する

オンラインショップ(インターネットショップ・ECサイト)で婚約指輪を購入するのもおすすめです。オンラインショップは、実際の店舗とは異なり人件費や家賃を抑えられる分、婚約指輪の価格を通常よりも安めに設定している場合があります。
オンラインショップ限定の割引やサービスを実施している場合もあるので、気になった方は確認してみてはいかがでしょうか。

また、オンラインショップなら、複数商品のデザインや価格などを、簡単に比較できる点もメリットです。

金額ではなく気持ちを大事にしよう

金額ではなく気持ちを大事にしよう

婚約指輪は、二人が結婚を誓い合った証になるものです。結婚後も身に着けることができるシーンは多くあります。場合によっては、子どもに譲り渡すことも考えられます。
価格を気にするのではなく、相手に気に入ってもらえるか、一生大切にしてもらえるかなどを確認して、納得のいくものを選ぶことが大切です。

とはいえ、ただ値段が高ければ良いというわけではありません。自分の気持ちを、しっかりと相手に伝えることができる婚約指輪を見つけましょう。

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