ジャーナル
vol.48

婚約指輪を着けるタイミングは
いつ?
シーン別のマナーも確認しよう

婚約指輪を着けるタイミングはいつ?シーン別のマナーも確認しよう

2人が婚約した証になる婚約指輪。婚約中はもちろん、結婚後も身に着けることができます。基本的には自分の思うままに使って良いものですが、着けるタイミングやシーンごとのマナーに注意が必要です。
具体的に、婚約指輪はどのようなタイミングで身に着ければ良いのでしょうか。
ここでは、婚約指輪を着けるのにふさわしいタイミングや、シーンごとのマナーをご紹介します。

婚約指輪を着けるのに適したタイミング

婚約指輪を着けるのに適したタイミング

婚約指輪の使い方に、厳密なルールはありません。シーンやマナーさえ気をつければ、思い思いのタイミングで身に着けることができます。
普段使いするのもすてきですが、特別感を演出したい方は、次のようなタイミングで身に着けるのがおすすめです。

友人などの結婚式

友人や知人の結婚式・披露宴は、婚約指輪を身に着けるのにふさわしいタイミングのひとつです。結婚式の装いに、ダイヤモンドの輝きが美しい婚約指輪で花を添えられます。
入籍を済ませている方は、婚約指輪と結婚指輪を重ね着けして、指先に華やかな印象を演出するのもおすすめです。

夫婦2人きりでのディナー

婚約指輪は、夫婦の思い出が詰まった大切な記念品です。結婚記念日やプロポーズ記念日、付き合い始めた日など、2人の特別な1日に身に着けるのも良いでしょう。

2人でデートに行ったり、ディナーをしたりするタイミングも、婚約指輪の着用に適しています。特別な日に婚約指輪を身に着ければ、婚約した時の思い出や気持ちを振り返ることができるでしょう。

コンサートやパーティー

コンサート鑑賞やパーティーといった華やかな場面では、普段よりもおしゃれをするものです。婚約指輪を身に着けて、手元を華やかに彩ってみてはいかがでしょうか。
婚約指輪の輝きが、気持ちを引き立たせてくれます。

子どもの入学式や卒業式

子どもの入学式や卒業式といったシーンに着けるのもおすすめです。式典の時に着用するフォーマルな服と相性が良い婚約指輪なら、特別感を演出できます。

婚約指輪を着けるのに注意が必要なシーン

婚約指輪を着けるのに注意が必要なシーン

婚約指輪は、着用を控えた方が良いシーンもいくつかあります。次のようなシーンでは、婚約指輪を身に着けるのは控えましょう。

弔事

お葬式やお通夜、告別式といった弔事は、結婚指輪とパールのネックレス以外の光り物は、身に着けないのがマナーです。ダイヤモンドがついていて、きらびやかな印象を与える婚約指輪は外して参列しましょう。
シンプルなデザインだとしても、婚約指輪は外しておくのが無難です。

お互いの両親に会いに行く時

お互いの両親に初めてあいさつに行くタイミングも、婚約指輪を着けるのは避けましょう。「正式な婚約はまだなのに」と、不快に思われる可能性があります。
あいさつを済ませて、結婚の許可をもらってから婚約指輪を身に着けるのがおすすめです。

ただし、すでに婚約していることを両親が知っている場合は、指輪を着用していないことに違和感を持たれるかもしれません。
両親との関係性を考慮したうえで、婚約指輪を身に着けるか決めましょう。

結婚式当日

結婚式当日も、婚約指輪は外しておくのが一般的です。結婚式では、結婚指輪をお互いの薬指に着ける指輪交換を行います。
左手の薬指に婚約指輪を着けたままだと、指輪交換の際に外さなければいけません。

婚約指輪を着けたまま結婚式を行いたい方は、右手の薬指に着けておくことをおすすめします。結婚指輪を交換してから婚約指輪を重ね着けする「エンゲージカバーセレモニー」を演出に取り入れるのも人気です。

式の最中は婚約指輪を外しておき、二次会や披露宴から身に着ける方法もありますが、紛失しないように注意が必要です。

婚約指輪を着ける時のマナー

婚約指輪を着ける時のマナー

婚約指輪をどのように身に着けるかは、基本的には個人の自由です。とはいえ、婚約指輪に傷がついたり、他人に不快な思いをさせたりしないように、シーンごとにマナーを守る必要があります。
シーン別に、マナーや注意点を紹介するので、普段使いの参考にしてみてください。

日常生活

婚約指輪は結婚前・結婚後のいずれも、日常的に身に着けることができますが、料理や洗い物、お風呂、温泉、プール、海水浴など、水に触れるタイミングでは外しておきましょう。
指輪が汚れたり、水に流されたりする恐れがあります。特に、温泉やプール、海などで指輪が外れてしまうと、簡単には見つけられません。
温泉に含まれている成分によって、リングや宝石が変質・変色する可能性もあります。

また、婚約指輪を着けたまま小さい子どもの世話をするのも避けましょう。指輪が肌に当たって、けがをすることが考えられます。
それ以外のシーンでも、日常生活では紛失しないように注意して婚約指輪を着用してください。

職場

就業規則で「宝飾品禁止」などの決まりがなければ、職場でも婚約指輪を着けられます。
医療系や飲食系、介護、保育といった現場は、安全面や衛生上の観点から、指輪の着用を禁止している場合があります。その他、接客業や冠婚葬祭に関わる業種も、指輪に関するルールが見られるため、事前に確認しておきましょう。

また、アクセサリー類の着用について明確なルールがない場合も、職場の雰囲気に合わせることが大切です。職場で身に着ける時は、婚約していることを事前に周囲に報告しておくと、噂や憶測を呼ばずに済みます。

知人の結婚式やパーティー

前述のとおり、友人や知人の結婚式・パーティーといったお祝いの席は、華やかな婚約指輪を着けるのに最適なシーンです。日常生活で婚約指輪を普段使いするのは気が引けるという方も、積極的に身に着けてみてはいかがでしょうか。

ただし、昼間の結婚式などできらびやかなジュエリーを身に着けるのはマナー違反になる可能性があります。フォーマルなパーティーで婚約指輪を身に着ける時は、デザインや時間帯を確認しておきましょう。

子どもの入学式や卒業式

子どもの入学式や卒業式で婚約指輪を身に着けると、フォーマルな印象を与えることができます。
ただし、入学式や卒業式は基本的には昼間行われる行事なうえ、メインとなるのは親ではなく子どもです。昼間のパーティーと同様に、華やかでゴージャスな印象の婚約指輪を着けるのは控えた方が良いでしょう。

入学式や結婚式以外には、七五三や誕生日会、習いごとの発表会といったシーンで婚約指輪を着けるのもおすすめです。小さな子どもを連れて行く時は、子どもの肌を傷つけないように注意してください。

日常的に使いやすい婚約指輪のデザインは?

日常的に使いやすい婚約指輪のデザインは?

婚約指輪をさまざまなタイミングで使いたい方は、日常的に使いやすいデザインを選ぶことが大切です。タイミングを選ばずに使いやすい婚約指輪を探している方は、以下の点を確認しましょう。

石座が低いデザインを選ぶ

石座とは、ダイヤモンドがセッティングされている地金の爪やフレームのことです。石座が高く、メインのダイヤモンドを立ち上げた「立て爪」デザインの婚約指輪は、美しさを演出できる一方で、引っ掛かりが気になる場合があります。
日常的に身に着けやすい婚約指輪を探している方は、高さや出っ張りを抑えたデザインのものを選びましょう。

婚約指輪と結婚指輪を重ね着けして楽しみたい方は、2つのリングのデザインが揃えられている「セットリング」を選ぶのもおすすめです。

ファッションや自分の手に合わせやすいこともポイント

普段のファッションに合わせやすいデザインの婚約指輪だと、日常生活で使いやすくなります。ネックレスやブレスレットなど、指輪以外のアクセサリーと一緒に使うことも考えられるため、手持ちのジュエリーと相性が良いかどうかも確認しておきましょう。

また、指になじみやすい指輪であることも大切です。婚約指輪は、幅や素材、色味などによって身に着けた時の印象が大きく変わります。
手の大きさや肌の色味なども指輪の印象に影響するので、自分の手に合うものを選ぶこともポイントです。

マナーに注意して婚約指輪を身に着けよう

マナーに注意して婚約指輪を身に着けよう

婚約指輪は、結婚前はもちろん、結婚後も身に着けることができるものです。特別な日だけでなく、日常的に身に着けるのも問題ありません。普段使いを前提に、婚約指輪のデザインを決めるのも良いでしょう。

ただし、弔事や、ルールが定められている職場に着けていくのは避けてください。デザインによっては、その他のシーンでも着用を控えた方が良いことも考えられます。
ご紹介したマナーを守りながら、さまざまなタイミングで婚約指輪を身に着けてみてはいかがでしょうか。

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