婚約の証として男性から女性に贈られる「婚約記念品」といえば、婚約指輪を思い浮かべる方が多いでしょう。ただし、近年は婚約指輪の代わりに、別のものを記念品として贈るケースも増えています。
婚約指輪ではなく、別のものを婚約記念品にしたい時は、何を選べば良いのでしょうか。
ここでは、婚約指輪の代わりになる婚約記念品の例をご紹介します。
婚約記念品に「婚約指輪」を選んだ人はどれくらい?
婚約指輪は、男性が将来を約束した女性に「婚約の証」としてプレゼントする記念品です。「ゼクシィ 結婚トレンド調査 2023」によると、婚約記念品を用意したカップルは全体の72.5%でした。そのうち、婚約指輪を記念品としてもらった人の内訳は86.6%となっており、残りの約14%の人は別の記念品を受け取っています(いずれも全国推計値)。※1
この調査結果からは、多くの方が婚約指輪を受け取っている一方で、婚約指輪以外の記念品をもらっている人も一定数いることがわかります。
※1 出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html
婚約指輪の代わりになる記念品の例
前述のとおり、婚約指輪が定番とはいえ「婚約記念品は婚約指輪でなければいけない」というルールがあるわけではありません。何らかの事情で婚約指輪を贈らないという方は、プロポーズの記念となるものを代わりにプレゼントしてみてはいかがでしょうか。
その際は、実用性の高いものや、婚約した証にふさわしいものを用意するのがおすすめです。
婚約指輪の代わりとなる記念品には、どのようなものがあるのでしょうか。
ネックレス
婚約指輪と同様に毎日身に着けやすいネックレスは、婚約記念品に適しています。デザインとしては、ダイヤモンドがあしらわれたネックレスや、パールのネックレスが人気です。
ダイヤモンドがあしらわれたネックレスは日常生活のさまざまなシーンで使いやすく、パールのネックレスは冠婚葬祭でも身に着けられるので、1つあると役立ちます。
また、ネックレスはデザインやあしらわれた宝石の種類が豊富です。パートナーの好みのデザインを選びやすい点や、サイズが合わずに使えないといったトラブルが起こりにくい点も魅力といえます。
腕時計
腕時計も、婚約指輪の代わりとして人気が高い贈り物のひとつです。実用性が高く、デザイン次第ではビジネスシーンからカジュアルなシーンまで使えるため、日常的に身に着けてもらえます。
また、「ふたりで一緒に時を刻もう」という意味を込められる点もメリットです。パートナーとお揃いのペアウオッチを用意するのも良いでしょう。
ただし、人によっては好みのブランドやデザインがあることも考えられます。着用するシーンや相手の好みも考慮して選ぶことが大切です。
ピアス・イヤリング
日常的に身に着けやすいピアスも定番です。パートナーがピアス穴をあけていないのであれば、イヤリングをプレゼントするのも良いでしょう。
ピアスやネックレスだけでは少し味気なさを感じる時は、ネックレスとセットで贈るのもおすすめです。この時、ネックレスとピアス・イヤリングのデザインを合わせると、普段使いしてもらいやすくなります。
バッグ
パートナーがアクセサリーにこだわりを持っていない場合は、バッグを贈るのも良いでしょう。仕事や休日のお出かけなど、活躍するシーンが多いうえに、上質なバッグならお手入れ次第で長く使い続けることができます。
バッグを婚約記念品にしたい時は、長く使いやすいデザインかどうかを意識して選ぶことが大切です。
趣味のもの
パートナーの趣味に関連するものをプレゼントするのも良いでしょう。例えば、写真が趣味の相手なら一眼レフカメラやレンズを、お酒が好きな相手なら高級なお酒などを贈ってみてはいかがでしょうか。
ただし、趣味に関連することは、相手が強いこだわりを持っている可能性があります。失敗を防ぐために、ふたりで一緒に選びに行くのがおすすめです。
また、趣味への興味を失った結果、贈り物が使われなくなるかもしれません。その趣味を長く続けられるかどうかの検討も必須です。
家具・家電
結婚後の新居で使う家具家電の用意は、思いの外お金がかかるものです。実用的なものが欲しいという理由から、婚約記念品の費用を新婚生活で使用する家具や家電の購入費用に充てるカップルも見られます。
結婚後の生活を充実させるために、ベッドやソファ、テレビ、冷蔵庫などを購入するのも良いでしょう。
ただし、家電は基本的に寿命が短く、新製品の販売サイクルも早い傾向にあります。長く使い続けるのは難しい点に注意が必要です。
もの以外のプレゼントも
婚約記念品だからといって、絶対に形に残るものを用意するべき、というルールはありません。ものを購入するのではなく、結婚式や新婚旅行を充実させるためにお金を使ったり、レストランで豪華な食事を楽しんだりするのも良いでしょう。
結婚式や新婚旅行を少しグレードアップしたり、豪華なレストランでディナーを楽しんだりすることで、ふたりの大切な思い出を充実させられます。
ダイヤモンドを贈るのもおすすめ
婚約指輪を贈らない理由は、人によって異なります。中には、パートナーの好みや指のサイズがわからないから、サプライズするのが難しいという理由で、婚約指輪以外の記念品を検討している方もいらっしゃるでしょう。
そのような時は、ダイヤモンドのルース(裸石)をプレゼントしてプロポーズするのがおすすめです。ブランドによっては、プロポーズの時にダイヤモンドを贈り、指輪のサイズやデザインは後日お店で決めることができるサービスを実施しているケースがあります。
相手の好みや指のサイズに合った婚約指輪を、サプライズで用意することも可能です。
SHINCA(シンカ)でも、ダイヤモンドルースでプロポーズした後に婚約指輪のデザインを選ぶことができるサービスを、店舗にて実施しております。
婚約指輪のデザインやサイズでお悩みの方は、ルースプロポーズを検討してみてはいかがでしょうか。
婚約指輪の代わりに贈る記念品の予算はどれくらい?
婚約指輪の代わりに贈る記念品に、どれくらいの予算をかければ良いのか悩んでいる方もいらっしゃるでしょう。「ゼクシィ 結婚トレンド調査 2023」によると、婚約指輪の購入にかけた費用は全国平均(推計値)で38.2万円でした。※2
品物によって価格帯が異なるため、一概にいうことはできませんが、婚約指輪の代わりに用意する婚約記念品は、婚約指輪よりも少し低めか、同じ程度の価格帯のものから選ぶと良いでしょう。
記念品だけでは少し物足りないと感じる時は、花束を一緒にプレゼントしたり、豪華な食事に行ったりするのもおすすめです。
※2 出典:「ゼクシィ結婚トレンド調査2023」
https://souken.zexy.net/research_news/trend.html
ふたりに合う記念品を選ぶことが大切
近年は、婚約指輪の代わりに別のものを贈ったり、ものではなく食事や旅行に費用を使ったりと、婚約記念品の形が多様化しつつあります。ふたりが納得のうえで、婚約指輪以外の記念品で将来を誓い合うのもおすすめです。
とはいえ、プロポーズや結婚は、一生に一度しかない大切な瞬間でもあります。プロポーズの時の気持ちを、婚約指輪という形で残しておくという考え方もすてきです。
サイズやデザインが原因で指輪以外の記念品を検討している場合は、ダイヤモンドルースをプレゼントするという方法もあります。
自分たちらしい婚約記念品を用意して、すてきな思い出を残しましょう。