戦後の今与は京都鳴滝から始まります。
戦中の接収により、やむなく京都市右京区鳴滝へ疎開移転する事となりますが屋号を「今與商店」と改めます。戦後の混乱を経て、1966年5月に京都市右京区鳴滝に「株式会社 今與」を設立。高度経済成長の到来により、やがて宝飾品製造業も成長期が始まります。
4代目社長と初代工場長によって、1972年5月1日現アトリエとなる株式会社フジを設立。他社に先駆けて海外からキャストマシン導入による製造体制を確立。宝飾製造の卸メーカーとしての高品質な量産体制を実現。このアトリエが誕生したことにより飛躍的な販路拡大。海外の宝飾技術を導入し一般宝飾品からハイジュエリーまで製販一貫体制の確立を実現することが出来ました。
様々なジュエリー制作のたびに試行錯誤を繰り返し、寝ても覚めてもジュエリーの美しさを追い求め、モノ作りの礎を築きました。故先代工場長は「毎日が新鮮で楽しかった。モノ作りを追求する事が生き甲斐。」と嬉しそうに語っていました。
2021年で設立50年を迎えます。
2020/08/14